本棚に囲まれる幸せ② ☆ 魅力再発見の本2冊 ☆
本棚を眺めるのが好きで、本棚に関する本をよく読みます。
中でも気に入っているのは①『本棚』ヒヨコ舎・編 アスペクト。
それから、②絵本『じつはよるのほんだなは』澤野秋文 講談社。
カジユアはこの2冊で、本棚がさらに好きになりました。
そして、自分の本棚と向き合ってみる。うーん…。
数日前から、快適な本棚の在り方を模索し、大規模な整理分類に取り組んでいます。ずいぶん進みました。でもまだまだ…。アイデアが色々浮かんできます。時間かかりそう。でも悲観はしていない。なぜなら、まとまった時間があるから……。感謝、です。
では、本の紹介を♪
① 『本棚』
著名人の本棚の写真集。角田光代、金原瑞人、川上未映子、桜庭一樹、穂村弘、みうらじゅん、吉野朔実など15人が自宅(研究室)の本棚を披露。本への情熱やこだわりを語る文章とともに紹介されている。文筆系の方だけでなく、アート系の方々の本棚も興味深い。本棚特化という点が嬉しい。
画家のアトリエ紹介本も好きですが、やはりその場合も本棚のコーナーに目がいきます。
『本棚』は、十年前くらいの発行ですから、今はガラリと変わっている方もいるのでしょうね。
② 『じつはよるのほんだなは』
我が家の、作りたての書斎コーナーは、夜も格別。薄明りのまま、本棚に囲まれた書斎机の後ろにあるソファに腰かけていると、一日の疲れも吹き飛びます。本たちは…寝静まっているようで、でも何か言いたげで。本たちの独特な波動が、一気に突然動きだしそうで。
そんな感覚を、思いっきり描いた絵本があります。古今東西の昔話やおとぎ話、童話の登場人物(動物)たちがっ……!!
時代絵巻のように胸躍る展開の中に、差し込まれる「探し絵」の楽しさ。ただ面白いだけの「探し絵」ではなく、DNAの記憶が壮大にシャッフルされるような幻惑と安堵感、そして懐かしさ。笑いを誘う絵のタッチ。
大人が読んでも十分魅力的です。もちろん、幼い子供たちは、ページをめくりながら本能的な知的欲求に刺激され、心が満たされているようです。カジユアの子は、この本の中に出てくる「出鱈目図鑑」のページが大好き。
あの部分は、わざと間違えているのかな…。「出鱈目」だけにね。
項目の並べ方の発想も秀逸です。言葉あそびになっていますね♪