本とモノ・コト・ヒトリゴト ☆ アラフォー仙人のんびり日記

☆ ほのぼの図書館 ☆ 住人 カジユアの日記です。本を読んでふと思い立つアレコレ。そんな瞬間が好きです。

虫の音と池田晶子さん(文筆家・哲学系)

どうも。

ほのぼの図書館の

カジユアです。

 

虫の音が心地よい日々。

秋の雰囲気を

早朝から夜まで

味わい尽くせるという

幸せ。

本当に心から望んだことが

こんな、ささいなことだったのだなー。

この、果てしない浮遊感。

これをどう表現したらいいのでしょう。

 

……、

あった。

 

 

虫の夜の 星空に浮く 地球かな   大峯あきら

 

これね、

池田晶子さんという文筆家(哲学者)の

著作に載っています。『暮らしの哲学』。

池田晶子さんは2007年になくなりましたが

カジユアはその後10年以上にわたり

その死を惜しみ続けました。

池田晶子さんの言葉を聞きたいとの

惜しみ方です。池田晶子さんは、

何と言うだろうか。今の世の中を。

そんな想いです。

 

虫の夜の 星空に浮く 地球かな   大峯あきら

 

この句の味わい方が素敵で

カジユアはさらに浮遊していきます。

 

引用↓『暮らしの哲学』池田晶子・著より

 

この句が面白いのは、虫の音を聴き、星空を眺めているところの私が、虫の音となり星空となる逆転の構図を鮮やかに捉えているところで、「浮く」の一語が、端的にそれを表しています。 (略)

しかし、この句がさらに悩ましいのは、そういう主客分裂以前の一元的世界、主客は混然と一緒なのだなあといった曖昧な感慨に我々を安住せしめないところにあります。なぜなら、再びそこから立ち上がるものがある。結の句に、なんと「地球かな」と来る。「地球かな」と。「地球」と聞けば、誰もが地球を表象します。暗黒の宇宙、果てなしの星空の中に青くぽっかりと浮かんでいるこの地球を、ちょうど宇宙飛行士がそれを眺めている視線によって、鮮やかにイメージします。さてでは、この時、その地球を眺めているのはいったい誰なのでしょうか。 (略)

じっさい、外界の星空を眺めている私の内界にその星空は存在するなんて、とんでもないことですが、事実です。これは、無限を考えることにおいて無限は(私の中に)存在するというあれと同じですが、こういう奇てれつな存在の構造、知っていると、季節の味わいも一段と深いものになります。虫の音ひとつ聴いたって、もう宇宙旅行というわけです。

 

引用終わり↑

 

ふぅー…。言葉が光ってるね。

最終的には浮遊ではないところに

しっかり着地したりして。

 

暮らしの哲学

暮らしの哲学

 

 

 

まあ、最近は

哲学者・池田晶子さんへの憧憬も

一段落ついたかなという

カジユアです。

 

カジユアは現在、占星術マニアに変貌。

ここで、彼女のホロスコープ

見てみましょう……うん、納得。

1ハウス(個性・生命力)・

2ハウス(所有・攻撃力)に天体集中。

さらに、

太陽・月・水星・天王星=獅子座

(MCたぶん牡牛)。

当然さそりも絡んでいる。

異常なほどの犬好きは

4ハウス海王の影響だ。

これは彼女の人生の彩りになった。

 

異彩を放つ個性と知性と力。

風貌もまさに、美しき獅子だし。

大型犬をうしろから軽く抱く姿は

タロットにおける「力」の絵柄

そのものやんか笑ウケる。

 

ルル・ラブアさん著「占星学」と

照合すると

池田さんを見たんかいと勘違いするほど

百パーセントの的中。

的中するってのはですね、

これ、惑星をすべて生かしているという

強烈な人格なのですよ。

 

しかも、スクエア1個だけですからね。

細かく見れば他にもあるかもしれないけど、

吉座相だらけなのは確かです。

思考が即、現実とリンクし、

際限なく拡大していくのは当然です。

 

カジユアはね、スクエアだらけですよ。

直観で信頼できる占星術本の記述が的中しない。

なにかやろうとしたら葛藤と苦労しかない。

でも、そのなかでの突破口、

わかってないわけではないです。

カジユアは5ハウスに天体集中っ子であり、

現在、プログレスの月がそこらへんを進行中。

これ、とても楽しいのです。

最高なんですよね♪

何かがひっそりと

炸裂してる。

 

この先、カジユアは

池田さんが体験しなかった

木星期(46~55歳)・

土星期(56~70歳)に向け

楽しむ気まんまんなのですよ。

まだ先ですけどね。

今、火星を活かさないなら

どうなるか百も承知ですけど

カジユアの場合、

安易に活かせるものではない。

じゃあどうするのか。

凶座相スクエアだらけの

カジユアなりの戦略があるのです。