本とモノ・コト・ヒトリゴト ☆ アラフォー仙人のんびり日記

☆ ほのぼの図書館 ☆ 住人 カジユアの日記です。本を読んでふと思い立つアレコレ。そんな瞬間が好きです。

まどさんの目 輝きはじめる宇宙

こんにちは。

ほのぼの図書館の

カジユアです。

 

ほのぼの図書館とは、

カジユアの本棚のこと。

この小さな巣からいつも、

世界へと旅する。

そして戻る。

書に溺れることなく、

世界を漂う。軽やかに。

この巣は、クジラの休息地。

 

「わたしは

 小さな家でいい、

 自分の巣がある

 だけでいい。」 ココ・シャネル

         『すみっこ名言』 サンエックス監修 より

 

すごい人が案外、

地味なコト言うものですね。

グッときます。

 

すみっコぐらしのすみっこ名言

すみっコぐらしのすみっこ名言

 

 

 

人それぞれ、

世界は果てしなく広いけれど、

身近なところにも世界がある。

とるにたらない生活道具、

そこらに息づく者たち。

ケムシやアリのような

ありふれた生き物。

見上げればいいだけの

空。

 

詩人 まど・みちおさんは

それらの全ての中に

ひとつ、ひとつ、丁寧に、

入っていける。

そんな目を持つ詩人。

だからこそ、見える風景がある。

みんなが気付いているようで

気付いていないことに、

フォーカスできるのだ。

そして、ふと

あるものの目に気付く。

 

 

いちばんぼし     まど・みちお

 

いちばんぼしが でた

うちゅうの

目のようだ

 

ああ

うちゅうが

ぼくを みている

 

         『まど・みちお詩集 うちゅうの目』より

 

うちゅうの目

うちゅうの目

 

 

 

 

自分も、

光を放つ目に、

見られているんだよね。

 

この他にも

「ことり」や「どうして いつも」

などの作品を読むと

 

目は光源であって、

星でもあるんだなー、なんて、

不思議な感慨が訪れます。